こんにちは。
冬の寒さも本格的になってきました。
こんなときは、
アツアツ、ホクホクの焼イモを
湯気を立てながらいただくのが、楽しみであり
また、冬の風物詩でもありましたが、
原発事故以来、
サツマイモの汚染が気になって、
そんな楽しみも吹っ飛んでしまいました。
そして、同じように、
サツマイモの汚染の心配をなさる方が
たくさんいらっしゃるようで、
当測定所にも、
何件かのサツマイモの測定依頼がありました。
依頼があったのは
福島産、茨城産、東京都中野区のサツマイモです。
結果は以下のようになりました。
【福島県相馬市のサツマイモ】
Cs-134= 4.85bq/kg (±0.19)
Cs-137= 6.61Bq/kg (±0.22)
合計 11.46 Bq/kg
【茨城県のサツマイモ】
Cs-134= 1.93 (±0.49)
Cs-137= 3.50 (±0.52)
合計 5.43 Bq/kg
【東京都中野区のサツマイモ】
Cs-134= ND (<0.30)
Cs-137= 1.19Bq/kg (±0.35)
合計 1.19Bq/kg
※5bg/kg以下の場合、”参考値”として表示
福島原発から遠ざかるにつれて
汚染度も少なくなっていますが、
やはりセシウムは出ています。
しかし、どのサツマイモも、
100ベクレル以下なので、
法的には堂々と流通できる線量です。
ほんのわずかでも 汚染された食品を食べたくない!
と思う人にとっては
やはりサツマイモは、注意が必要な食品です。
それでも、どうしても焼き芋を食べたい!場合
福島原発からどれくらい遠ざかれば、
安心して食べられるのか・・ということで、
(”ホットスポット”というものがあるので、
遠ざかればいいというわけでもないのですが・・)
当測定所の近くにある、
新宿サザンテラスの宮崎県のアンテナショップ
「みやざき館KONNE」に行き、
さつまいもを買って、測定してみました。
※宮崎県では、さつまいものことを”かんしょ”と呼ぶそうです。
結果は・・
【宮崎県のさつまいも】
Cs-134= ND (<0.19),
Cs-137= ND (<0.22)
合計0 Bq/kg ※ND=不検出
念には念を入れて、 10万秒(28時間)かけて測定してみましたが、
結果はNDでした。
九州産のサツマイモまでいくと、
さすがに原発の影響は まだ見られないようです。
※ 測定値は、統計的な確率計算により算出されたもので、
測定条件や測定器個体によって結果が変動する可能性があります。
掲載された測定値は絶対値としてではなく、ひとつの参考値として参照下さい。